【社説】韓国と中国は本当に戦略的パートナーなのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.22 10:35
金正日(キム・ジョンイル)総書記死去という韓半島情勢の重大変数が生じたのに韓国と中国首脳の通話が出来なくなっている。李明博(イ・ミョンバク)大統領の電話を胡錦涛国家主席が受けないためだ。金総書記死去が公式発表された直後、李大統領は米国、日本、ロシア首脳らと相次いで電話会談を行った。中国側にも通話の意向を伝えたが成功しなかった。韓半島周辺4大国で唯一中国とだけ首脳外交が作動しないでいるのだ。対中外交の高い壁を改めて実感せざるをえない。
外交通商部は中国がホットラインを通じた首脳間通話外交に習熟していないところが大きいと説明している。ポスト金正日体制に対する確実な立場整理ができていないためもあると話す。首脳間では通話が成立しなかったが外相間で電話で緊密に協議したという話もある。だとしても一国の首脳が通話を望むのに中国があえて避けるような態度は常識的に納得しがたい。韓国を無視する傲慢な処置と見られても良いことがないからだ。