イタリアショックの恐怖に耐え抜いた韓国外為市場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.11 09:03
「イタリアショック」が金融市場を強打した。韓国の証券市場だけでなく米国と中国、アジアの証券市場が一斉に落ち込んだ。だが、韓国経済の弱点である外国為替市場への衝撃は相対的に小さかった。韓国の銀行に対する世界的な信用評価士らの見方も改善されている。「第2のリーマンショック」が差し迫っているという懸念にもかかわらず、「韓国は善戦するだろう」との期待が依然強い理由だ。
10日のKOSPI指数は前日より94.28ポイント(4.94%)急落の1813.25で取引を終えた。過去3番目の下げ幅を記録した9月23日に103.11ポイント以後で最大の下げ幅となった。外国人が5042億ウォン相当を売り浴びせ下落を主導した。この3カ月にわたり禁止されていた空売りがこの日から認められ、オプション満期日が重なったことも下げ幅を拡大したと分析される。現代(ヒョンデ)証券のイ・サンジェ投資戦略部長は、「市場が良くない状況が続き、事案の爆発性に比べ下落幅は小さいと見られる」と話した。この日、中国が1.8%、日本が2.91%、台湾が3.35%などアジア主要国も証券市場も一斉に急落した。