韓米FTA、10月処理ならず…外通委が一時秩序維持権を発動(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.01 08:36
民主党がこうした結論を下したのは民主労働党・進歩新党・左派市民団体などを考慮してのことだ。金院内代表が合意した内容が伝えられると、民主労働党は「野党5党代表が‘批准案再再協議’と‘19代国会で処理’に合意したが、金院内代表が逆に動いている」とし、民主党に合意白紙化を要求した。民主党はこれを受け入れ、ハンナラ党との合意を破棄した。
南委員長は外交通商委の散会を宣言して席を立ったが、民主党は民主労働党とともに外交通商委員長室で夜通し座り込みを行った。民主党は5月、韓・EU(欧州連合)FTA批准案処理過程でも、民主労働党などを意識し、与野党院内代表間の合意事項を覆したことがある。当時、民主党の朴智元(パク・ジウォン)院内代表が韓・EU間FTA批准案と企業型スーパーマーケット(SSM)規制を強化した流通法改正案などを同時に処理することでハンナラ党の金武星(キム・ムソン)当時院内代表と合意したが、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表はこれを黙殺し、韓・EU間FTA批准案を処理する国会本会議に所属議員が出席できないようにした。