【解説】野田首相が持参する高宗儀軌、ようやく第一歩だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.18 11:24
18日に訪韓する日本の野田佳彦首相が「大礼儀軌」など宮内庁所蔵の図書3種5冊を直接持ってくる。昨年11月に宮内庁所蔵の図書1205冊を返還することにした韓日図書協定が支障なく実行されることを示す象徴的なことだ。
「大礼儀軌」は高宗(コジョン)が大韓帝国を宣言し皇帝に即位した過程を記録した儀軌だ。文化財返還運動を行っているへムン僧侶は、「中国の天子や日本の天皇、朝鮮の皇帝の位は同じだと宣言したもので当時では破格なことだった。高宗の夢が盛り込まれた儀軌で意味が大きい」と話した。野田首相はこのほかにも正祖(チョンジョ)文集の「弘斉全書」2冊、純宗(スンジョン)皇帝の皇太子時代の婚礼手続きを記録した「皇太子家礼図鑑儀軌」2冊などを持ってくる。