【コラム】次は北東アジアFTAだ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.13 11:23
韓米自由貿易協定(FTA)が近いうちに両国で批准される見込みだ。そうなると次は北東アジアFTAを考えなければならない。すぐには「世界の消費者」中国、「世界の技術大国」日本を韓国の経済領域に抱え込むため、長期的には北東アジア経済統合に進むためだ。
韓米FTAの意味は非常に大きい。規模で見てもレベルで見ても、世界1位の経済大国とFTAを結ぶということで、他のどの国とのFTAよりもその波及は大きくて広い。「いまや韓国も米国と自由貿易協定を結ぶほど国の水準や対外的地位が高まった」という自信は、すぐに経済的な恩恵として近づいてくるだろう。07年の推定値によると、韓国に10年間、国内総生産の6%相当の成長、34万件の雇用、46億ドルの国際収支改善が実現される見込みだ。
こうした経済的効果よりも大きな意味は、数十年間にわたり経済的繁栄を牽引してきたにもかかわらず、この数年間に乱れた対外指向を立て直すのに寄与するという点にある。