企画財政部次官補「韓国のデフォルトリスクは誇張されたもの」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.27 10:30
9月16日の40億~50億ドルと推定される外国為替当局の市場介入をめぐる議論が起きている。金融当局関係者は、「資金を使うべき時が別にあるのに、時を考えずに注ぎ込んでどうするつもりなのか」と不満を吐露した。一方、ウリ先物のピョン・ジヨン研究員は、「政府の市場介入で悪循環を遮断し、1200ウォン水準を守った」と評価した。結果論だけ見れば政府の市場介入効果は大きくなかった。26日のソウル外国為替市場でドルに対するウォン相場は先週末より29.80ウォンのウォン安となる1ドル=1195.80ウォンで取り引きを終えた。昨年8月31日の1198.10ウォン以来のウォン安水準だ。外国為替当局にも主張はある。16日当時はノンデリバラブル・フォワード(NDF)市場でウォンが1220ウォンまで落ちた点を考慮すると、市場介入がなければ1200ウォン台中盤まで落ちかねなかったためだ。ウォンが急速に大幅に下落すればまだ安定傾向を維持している債券市場も揺らぎかねない。米国の格付けが引き下げられた先月5日以後も外国人は韓国の債券市場で8月に3兆8000億ウォン、9月に2兆1000億ウォンの買い越し基調を維持している。
企画財政部の崔鍾球(チェ・ジョング)国際業務管理官(次官補)は26日、「外貨準備高は危機対応に十分な水準だ」と強調した。崔次官補は、「最近の金融市場の変動性拡大は韓国だけの現象ではない。2008年の金融危機当時は唯一韓国がターゲットだったが、いまはまったくそうではない」と強調した。