「小沢摂政はだめ」2次投票で野田氏に票集まる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.30 11:08
「キングメーカー」の小沢一郎の夢が粉々に割れてしまった。自身が総力を上げて支援した海江田万里経済産業相が決選投票で敗北してしまったためだ。1次投票で大差で勝利したが、議員らの間に「これでは小沢の摂政が始まるのではないか」という“小沢アレルギー”が広がり、1次投票で2位だった野田佳彦財務相に決選投票で票が集まった。これに伴い、すでに日本の政界では「小沢グループが事実上瓦解するのではないか」という分析も出ている。
小沢一郎元代表が今回の党代表選挙で狙ったのは2点だ。まず1年間操れる首相を前に摂政した後、来年9月の党代表選挙で首相の座に就くということだった。小沢氏は現在政治資金関連裁判で起訴され、党内選挙権と被選挙権が剥奪された状態だ。したがって来年春に1審で無罪を勝ち取った後、華麗に首相となるためにはあまり人気も高くなく、自身の言うことをはいはいと聞く候補の当選が必要だった。そこで最終的に選択された人物が海江田氏だった。