サッカー韓日戦の秘密兵器に李宰誠（イ・ジェソン、２３、蔚山）が浮上している。

太極戦士は８日、札幌の白旗山競技場で公式練習を行った。 アップとパス練習を終えた後、趙広来（チョ・グァンレ）監督は主力選手に黄色のビブス（ベスト）を配り、戦術練習を始めた。 趙監督が４日に予告した選手がほとんど黄色のビブスを受けた。

趙監督は八百長問題で先発できない洪正好（ホン・ジョンホ）に代わる選手について悩み、 「郭泰輝（クァク・テフィ、３０、蔚山）と李宰誠のうち、どちらか一人を起用する」と話していた。 ８日の練習で趙監督の心をつかんだのは李宰誠だった。 李宰誠はこの日の練習で黄色のビブスを着て李正秀（イ・ジョンス、３１、アルサド）と呼吸を合わせた。 郭泰輝は控え選手が着るオレンジ色のビブスを着た。

位置取りやライン調節などを合わせる戦術練習で、ベスト１１は実戦にそのままつながるケースがほとんどだ。 練習後、「李宰誠が韓日戦に先発するのか」という質問に対し、趙監督は「まだ決まっていない。 コンディションを見守りながら決定する」と即答は避けた。

しかし趙監督は李宰誠が招集された時から注目している。 李宰誠は所属チームの蔚山（ウルサン）で６日のＫリーグ試合（ＦＣソウル戦）を消化できなかった。 趙監督は７日、李宰誠が合流すると、実戦感覚が落ちていないか心配し、朴主永（パク・ジュヨン）とともにフィジカル練習をさせた。 朴主永を先に終わらせ、李宰誠にはヘディング練習をさせた。 趙監督は出国前から李宰誠のコンディションを高めるのに焦点を合わせている。

李宰誠は趙監督が就任してから３度招集されたが、Ａマッチでプレーした経験はない。 しかし日本のストライカー岡崎慎司が俊足で運動量が多い選手という点で、郭泰輝よりも足が速くて若い李宰誠が起用される可能性が高い。