中国、大量の米国債に当惑…日本、円高阻止に戦々恐々(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.08 09:34
米国の信用格付け引き下げで世界各国が慌ただしくなった。米国債保有1・2位の中国と日本は自国に及ぼす影響に備え計算機を叩いている。
中国は当惑しながらも推移を見守ろうという雰囲気だ。中国は外貨準備高の3分の2程度の1兆1600億ドルを米国債などドル建て資産で運用している。米国債の価値が下がれば金銭的打撃を受ける。このため中国当局者は引き下げ前から米国に警告を送っていた。楊潔チ中国外相は4日、「米国が責任ある通貨政策を進め、ドル建て資産の安全性を保障するよう願う」と話した。これに先立ち中国人民銀行の周小川頭取も、「米国が債務問題を適切に処理し、投資安全と市場の正常作動を保障することを希望する」と強調していた。