【社説】中国人民銀行より劣る韓国銀行
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.03 16:19
金仲秀(キム・ジュンス)総裁が率いる韓国銀行(韓銀)が6-7月、外貨準備高12億4000万ドルを崩して金25トンを購入したという話はすっきりしない。 「タイミング」「購入論理」ともに納得しがたい。 09年の国政監査でハンナラ党の李恵薫(イ・ヘフン)議員が金の購入を増やせと追及すると、韓銀は2つの反対論理を挙げた。 「金は利子を一銭も生まず、この数十年間、米国債が金よりも投資収益率が高かった」と述べた。 当時1オンス当たり1000ドルの金相場をめぐり「下手に手を出せば最高値でつかむ」と主張した。 その韓銀が今になって約1600ドルで金を購入したのだ。
中国人民銀行は2003年から金を買い集めた。 人民元の国際化と外貨準備高の投資多角化のための措置だった。 当時、国際金相場は325ドル水準で底値だった。 600トンにすぎなかった人民銀行の金の保有量は6年で1000トンを超え、今では2000トンを超えていると知られている。 中国は「中国経済の位相にふさわしく金の保有量を5000トンまで増やす」という立場だ。 米国(8133トン)に次ぐ世界2位になるという意志だ。