韓国銀行が13年ぶりに金を購入、価格高騰時の投資に疑問も(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.03 11:31
韓国銀行が13年ぶりに金を買い入れた。2日に発表した7月の外貨準備高保有額資料によると、韓国銀行はこの1カ月間に25トン、12億4000万ドル相当の金を買い入れた。1998年以後14.4トンにとどまっていた韓国銀行の金保有量は39.4トンに急増した。
韓国銀行は長く金とは距離を置いていた。1950~60年代に国内金鉱で採掘された金を買い入れていた韓国銀行は1970年にこれを中断した。市中の金価格上昇をあおるという理由だった。77~79年には国際金市場と国際通貨基金(IMF)から金を買うこともした。当時価値が落ちていたドルで金を買い利益を得た。しかしその後は関税庁が押収した密輸金塊を買い入れる程度だった。通貨危機直後の98年4月に「金集め運動」で集めた金のうち輸出した残りの3トンほどを買い入れたのが最後だった。