【社説】政界の核心に入り込んだスパイ団事件
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.01 18:32
公安当局で捜査中のスパイ団事件で政界が騒がしい。 公安当局は最近、北朝鮮労働党225局(対外連絡部)の指令を受けてスパイ活動をしてきた5人を拘束し、約40人を捜査していると明らかにした。 まだ捜査中で全貌は表れていない。 しかし今回の事件は政界の核心にまでスパイ団が深く入り込んだという点で衝撃的だ。
拘束されたLは民主党役員出身で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時、林采正(イム・チェジョン)国会議長の政務秘書官を務めた人物だ。 Lは大学運動圏出身で、1988年に林元国会議長とともに平和民主党に入党した「在野入党派」だ。 Lは1990年代初めに北朝鮮に包摂され、最近までソウル地域の責任者として活動してきたという。 このほか、民労党出身の多くの政治家が含まれている。 現役区長2人を含む市議員や区議員など10余人が捜査対象に入っている。