韓国、ブラジル高速鉄道事業の入札を見送り
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.12 08:25
政府が国内高速鉄道技術を輸出するために推進してきたブラジル高速鉄道(TAV)建設事業への参加をあきらめることにした。
国土海洋部の崔政浩(チェ・ジョンホ)鉄道政策官は11日、「ブラジル政府が事業費をあまりにも低く決めたため、収益性がないと判断し、入札に参加しないことにした」と述べた。これを受け、ブラジル高速鉄道事業団は12日(現地時間11日)に締め切られるブラジル高速鉄道事業に入札申請書を出さない方針だ。
政府がブラジル高速鉄道事業への参加を見送った最も大きな理由は収益性がないという判断からだ。ブラジル政府はリオデジャネイロ-サンパウロ-カンピナス区間(511キロ)の高速鉄道事業費を約380億レアル(約25兆8000億ウォン)に決めた。しかし国内のコンソーシアム(企業連合)はこの区間の事業費が35兆-40兆ウォンでなければ収益性がないと判断している。