ヨーロッパのK-POP大衆化、“韓流”からの脱却がカギ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.06 15:27
仏ボルドー大学のホン・ソクキョン教授(コミュニケーション学)は「現在、欧州で拡散しているK-POPの人気は、オンラインを基盤に形成されたインターネット文化だ。インターネット活動を活発化させた韓国ネットユーザーが自生的に作り出した現象とも見られる」と分析した。
問題はインターネットを基盤にした文化は、電波スピードが速くても、一般大衆に深く浸透するには波及力が弱いという点だ。現在の欧州でのK-POPの人気が、ファンドム(fandom、有名人を好むこと)水準にとどまっている理由だ。ホン教授は「インターネットでのみ流通する文化はマスカルチャー(Mass culture、大衆文化)までは拡散しにくい。欧州のK-POP熱気はファンの現象であって大衆現象とは捉えにくい」と説明した。