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ブランドパワーをK-POPのように育てるには

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.04 14:41
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最近、ヨーロッパでK-POP人気が高まっている。 震源地が世界文化芸術の中心地パリ、ポップの本場ロンドンというから驚く。 1964年にビートルズが米国で初めてコンサートを開いた当時、米国の若者たちがそうであったように、最近ヨーロッパの若者は韓国歌手の歌とダンスに魅了されている。

ヨーロッパは人口5億人、地域内の総生産が16兆ドルにのぼる世界最大の市場だ。 14兆ドルの米国市場よりも大きい。 こうした欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)が1日に暫定発効した。 FTAで関税が撤廃されることで、EU市場で韓国商品の価格競争力が高まり、シェアも高まるはずだ。 これまで競争国の製品を購入してきたEUのバイヤーも、FTAを契機に韓国商品を買うと話している。 KOTRA(大韓貿易投資振興公社)がEUの342社のバイヤーを対象にアンケート調査を行った結果、58%が「FTAが発効すれば韓国産の輸入を拡大したり、取引先を韓国企業に変更することを検討する」と答えた。 EU市場で韓国の最大競争国である日本と中国がまだEUとFTA交渉さえ始めていない点を勘案すれば、しばらくは競争国に対して比較優位を確保したということになる。

 
関税引き下げで中小・中堅企業が恩恵を受ける品目も多い。 照明機器、衛星放送受信機、閉鎖回路TV(CCTV)カメラ、産業用手袋、織物、陶器などだ。 しかしFTAによる関税減免効果を100%活用しようとするなら、ブランドパワーが弱い中小企業は価格競争力だけでなく、納期の短縮、アフターサービス(AS)改善などの競争力も同時に強化する必要がある。 ヨーロッパに流通網がなければオランダロッテルダムにあるKOTRA共同物流センターの利用も検討するに値する。 ヨーロッパに年間200万ドル分の電球を輸出するある会社はこの物流センターを活用し、2カ月以上かかっていた納期を1週間以内に短縮し、運送費も40%ほど削減した。

EUとのFTAを輸出拡大の機会として活用するのは当然だ。 しかしそれで終わってはならない。 ヨーロッパで「メイド・イン・コリア」のイメージを「流行と文化をリードする商品」にアップグレードする機会にしよう。

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