韓国内で不法滞在する外国人労働者が急増
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.17 09:18
鼻を刺すような化学物質のにおいが立ち込める京畿道始興(キョンギド・シフン)の宝石加工メーカーで5年前から働いているタイ人女性チョムスリさん(41)は、現在、安山(アンサン)外国人保護所から保護監護を受けている。
チョムスリさんは「昨年末、私が不法滞在者になったことを社長が知り、賃金1500万ウォン(約110万円)を支払わずに追い出した」と話した。年初、不法滞在者で摘発されたが、賃金訴訟のため強制出国が猶予された。チョムスリさんは安山移住民通訳支援センターの助けを受け、賃金未払い訴訟を起こした。
雇用許可制で入国した後、滞在期間が過ぎても本国に帰らない不法滞在者が急増している。外国人労働者は普通、韓国で3年間働ける単純技能労働力ビザ(E-9)で入国するため、3年が過ぎれば帰国しなければならない。