想定できる原発事故はすべて実験…韓国原子力研究院
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.20 10:09
日本の福島で原子力発電所事故の収拾が続く中、17日に韓国の原子力研究開発拠点である大田(テジョン)の韓国原子力研究院を訪れた。140万平方メートルの敷地を持つ研究院には緊張感が流れていた。特に原子炉安全部門を担当する職員は11日の日本の原発事故から休みを返上して日本の状況把握と分析に忙しかった。
白源弼(ペク・ウォンピル)原子力安全研究本部長は、「福島の原発事故に対する情報がとても制限的で分析をするのが困難だ」としながらも、「想像を超越する災害のせいではあるが、基本的に第1世代原子炉の後進的設計のためである部分も大きい」と話した。韓国の加圧型軽水炉は第3世代、第3.5世代原子炉で、電源が完全遮断された状態でも原子炉冷却機能が喪失しないようにする安全システムを備えているというのが研究院側の説明だ。日本と違い地震から比較的安全な地域にあるのも有利な点だ。それでも韓国の原発が安全に何の問題がないということはできない。原子力研究院の主な任務のひとつが原子力発電の安全、すなわち事故や故障に関する研究だ。