【社説】日本原発事故情報、韓国国民も知るべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.17 11:15
日本福島原発危機が最悪のシナリオを排除できないほど深刻な状況になっている。韓国政府はその間、「日本の放射性物質が韓半島に流入する可能性はゼロ」と断言してきた。しかしこれをそのまま信じる人が減り始めている。英ロンドンにある航空監視機構の火山灰予報センター(VAAC)が16日正午(現地時間)、全世界航空会社に対し、日本・韓国・中国・ロシア・米国など5カ国の上空で放射能危険のおそれがあると公式警報を発令したという。どちらを信じればよいのか、混乱するしかない。
今回、日本政府と東京電力は対応でミスが続き、状況を決定的に悪化させた。事故現場情報を十分に公開せず、日本内部で反発が起きているほどだ。韓国政府も日本の失敗を教訓にし、今からでもきちんと対処しなければならない。他人事ではない。まず「1.5キロ上空は偏西風が吹くため、日本の放射能物質は絶対に来ない」という韓国気象庁の主張と、VAACの韓国上空放射能汚染警告という正反対の情報から整理する必要がある。