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<東日本大地震>「みんな同じ尊い命、災難乗り越えてほしい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.15 14:26
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東日本大地震の被害情報に接したヤン・グムドクさん(82、光州)は錯雑な心情を隠せなかった。 ヤンさんは09年9月、日本厚生労働省社会保険庁が韓国勤労挺身隊の女性に厚生年金脱退手当として99円を支払った、いわゆる「99円訴訟」の当事者だ。

社会保険庁は「厚生年金保険法に基づき当時の給与を基準に計算した金額」として99円を支払った。 ヤンさんら7人は「物価上昇率を反映した現実的な金額を支払うべき」として再審査を請求した状態だ。

 
ヤンさんも地震被害者だ。 ヤンさンの横腹が過去の痛みを物語っている。 1944年12月7日、名古屋の三菱重工業航空機製作工場で働いていた時に負った傷だ。 その日昼ごろ、東南海地震が名古屋一帯を襲った。 全羅南道(チョンラナムド)木浦(モッポ)・羅州(ナジュ)・光州(クァンジュ)出身の各2人ずつ計6人の少女が倒壊した建物の下敷きになって命を失った。 ヤンさんはかろうじて助かった。

「突然、工場がひどく揺れて、 誰かが『地震だ』と叫んだ。 建物の外に走って逃げたが、工場が崩れながら直径1-2センチほどの鉄杭が横腹に刺さった。 病院に行ける状況ではなかったので、食堂で味噌をもらって塗ったが、今でも痛みがある」。また「日本が私たちに多くの苦痛を与え、当然、憎しみは消えない。しかしみんな同じ尊い命なので、日本人がこの災難を乗り越えてまた立ち上がることを願う」と話した。

ヤンさんが活動中の勤労挺身隊市民会は14日、「天のもと、みんな同じ尊い命であり、兄弟だ。 大地震で莫大な人命被害と財産損失が発生したことに哀悼と慰労を表す」という声明を出した。 市民会は「国が違うからといって痛みが違うわけではない。国家的な災難が早期に収拾されるよう、日本政府と国民が賢く克服していくことを願う」と話した。

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