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「金正恩、父の誕生日プレゼントにキャビア・牛筋など購入」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.17 11:03
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北朝鮮の第2人者と呼ばれる金正恩(キム・ジョンウン)が金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の70歳の誕生日プレゼントにトロピカルフルーツなど高価な食料品を購入し、側近にも高価な物品を与えたと、対北朝鮮メディア「開かれた北韓放送」が16日、北朝鮮消息筋を引用して報じた。

この消息筋は「金正恩は1月、金委員長の誕生日プレゼントを準備するため中国の上海・広州領事館側に物品事前調査を指示し、中央党と万寿台(マンスデ)議事堂から人を派遣していた」と述べた。また「金委員長のプレゼントにはトロピカルフルーツと牛筋、鯨肉、フカヒレ、キャビアなどが含まれていた」と伝えた。

 
特にキャビアは金委員長の大好物で、高級品は1キロ当たり4000-5000ドルもする。しかし09年に北朝鮮が核実験をすると、国連は対北朝鮮制裁を決議し、ぜいたく品の対北朝鮮輸出入を一切禁止、キャビアも禁輸品目に指定された。

この消息筋は「金正恩は金委員長と自分の側近に与える高級ふとん、LCDテレビ、高級乗用車なども購入した」とし「贈り物の購買費用は800万-1000万ドルと推定される」と主張した。さらに「どれほど高価な贈り物を購入したのか、これを買いに回った中国の党幹部が驚いていたという」とし「彼らにも現金と北朝鮮の有名な陶磁器が贈られた」と伝えた。

誕生日の贈り物は中国・瀋陽空港を軽油して、乗用車などは丹東(ダンドン)と新義州(シンウィジュ)、鴨緑江(アムノッカン)大橋を通って平壌(ピョンヤン)に運ばれたと推定される。

この消息筋は「住民は飢えて死んでいるのに、金委員長と側近は相変わらず富貴と栄華を享受している。海外に駐在している人たちもはばからず悪口を言うほどだ」と伝えた。

一方、北朝鮮側は昨年末から主要海外公館を通して、米国をはじめとする主要国にコメ支援を要求していると伝えられている。金委員長の誕生日を迎えて、コメ・トウモロコシ・飴など特別配給があったという情報はあるが、実際に北朝鮮住民に配給されたのか、配給量がどれほどかは確認されていない。


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