韓米合同軍事訓練で2年ぶりに空母が参加…北挑発に備え
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.16 08:35
28日から始まる韓米連合軍事訓練の「キー・リゾルブ」および「トクスリ訓練」に米航空母艦が参加する。また、北朝鮮による哨戒艦・延坪島(ヨンピョンド)挑発のような局地挑発と北朝鮮の急変事態に備える訓練が強化される。この訓練に米空母が参加するのは2009年の米第3艦隊所属「ジョン・C・ステニス」(9万6000トン級)以来2年ぶりだ。軍関係者は15日、「今年の訓練は北朝鮮の局地挑発から始まり全面戦争に突入した後、最短時間内で主導権を掌握するシナリオで訓練することになる」と話した。韓半島有事の際の米軍増援戦力の円滑な展開のために毎年実施している指揮所訓練(CPX)のキー・リゾルブ訓練は3月10日まで実施される。韓米連合野外機動訓練のトクスリ訓練は4月30日まで行われる。在韓米軍を含めた米軍の参加規模は1万2800人だ。韓国軍は20万人余りが参加する。
イ・ボンウ合同参謀本部公報室長は、「今回の訓練は全面戦争状況に備えた『作戦計画5027』を基本に実施する。(北朝鮮急変事態に備えた訓練の)『概念計画5029』と関連したさまざまな状況について訓練するだろう」と話した。韓米は昨年初めて実施した北朝鮮の核兵器と大量破壊兵器(WMD)除去練習も拡大・強化する計画だ。韓米両国が昨年8月の『乙支フリーダムガーディアン』訓練から適用している『概念計画5029』には、北朝鮮の大量破壊兵器流出、政権交替、クーデターなどによる内戦状況、北朝鮮内の韓国人人質事態、大規模住民脱北事態、大規模自然災害などの急変事態が含まれている。