米国が提案した「韓米日軍事訓練」の背景(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.16 17:08
空軍力も韓国に大きな脅威を与えている。有事の際、韓半島作戦に介入可能な瀋陽(09年現在)と周辺軍区30個連隊の戦闘機は計830機。現在、韓米連合空軍戦力530機より多い。北朝鮮の空軍機700機余りと合わせるとその差はさらに開く。もちろん質的な差はあるが、手強い相手だ。
しかし中国の空軍力が日本の防空網を突破するのは難しい。日本は地理的に戦闘機作戦半径から外れているうえ、14機の早期警戒機と6隻のイージス艦を持つ。弾道ミサイル防衛力も備えている。日本イージス艦には大気圏外で弾道ミサイルを迎撃できるSM-3ミサイルがある。これは米国と日本が共同開発したもので、輸出禁止品目に分類されているため韓国は導入できない。「韓米日軍事ベルト」が現実化された場合、日本の防空戦力と早期警報システムは有事の際、韓国にも役立つ。