「李明博政権の対北強硬策で延坪敗戦が勃発」元国家情報院長が日本の月刊誌に寄稿
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.14 11:29
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に国家情報院長を務めた金万福(キム・マンボク)統一戦略研究院長が、李明博(イ・ミョンバク)政権の対北朝鮮戦略を批判する文章を日本の月刊誌に寄稿した。国家情報院内部では、「退職した人の私的な活動」としながらも、「国家安保機関の責任者だった人物の行動としては不適切だ」との声が出ている。関係者は、「在職時に人質事件解決に尽力した海外要員の身元を露出させ、北朝鮮側との対話録を不適切に公開するなど、国家情報院の地位を汚した人物が寄稿文でまた波紋を起こしている」と述べた。
さらにこの寄稿は北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)攻撃前に作成されたもので、時宜性も劣るものとわかった。金元院長は寄稿文の最後に付け足した文を通じ、半年前に作成されたものであることを示し、「(北朝鮮の延坪島攻撃は)韓国の安保態勢に大きな穴を開けた末に勃発した“延坪敗戦”だった」と付け加えた。