統一部「金正日に背を向けた北朝鮮住民を包容」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.30 10:23
統一部が29日、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)政権と住民を分離して対応する対北朝鮮政策を推進する意向を明らかにした。李明博(イ・ミョンバク)大統領に来年度の業務計画を報告する席でだ。統一部は来年の対北朝鮮政策4大推進戦略のひとつで、「住民優先接近」を挙げた。また、民生優先を非核平和・対外開放とともに3大北朝鮮変化構想に上げた。人道的支援の場合にも透明性を強化して、軍部や労働党幹部でなく北朝鮮住民に直接支援が届くようにするというものだ。これには北朝鮮の住民が過去とは違ってきたという判断が作用したという。資本主義に憧れ、金正日・金正恩(キム・ジョンウン)体制に批判的に背を向けた住民を包容することにより変化を誘導するという戦略という話だ。
代わりに金正日政権に対しては厳格なものさしを適用することにした。推進戦略に上がっている一貫性ある対北朝鮮政策持続と相互主義強化項目がそれだ。統一部は北朝鮮当局の責任性と真正性を引き出すために哨戒艦挑発に対する政府の5・24対応措置を持続することにした。また、核心懸案解決のためしっかりとした南北対話推進とともに北朝鮮の偽装平和攻勢と誹謗中傷には積極的に対応すると明らかにした。