中国の“王夫人” 韓国株式市場に積極投資?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.08 11:22
‘スミス夫人(米国人投資家)’‘渡辺夫人(日本人投資家)’に続いて、今度は‘王夫人(中国人投資家)’の番か。韓国株式市場に注目している外国人投資家のことだ。
7日の金融監督院によると、中国投資家は先月(11月)、韓国上場株式3163億ウォン(約240億円)分を買った。過去最高だ。これは今年1-10月の買い越し額(1551億ウォン)の2倍を超える。その間、中国人投資家の月間買い越し額は多くて1000億ウォン程度だった。今年も11月以前までの最高が976億ウォン(9月)だった。
中国からの投資が急増し、証券業界では「世界金融市場の大手筋に浮上した中国が新しい投資先として韓国株式市場の門を叩き始めた」という声が出ている。中国が韓国の株式を購入するのには理由がある。中国は現在2兆6500億ドル(約3000兆ウォン)にのぼる莫大な外貨を保有している。その大部分は米国債に投資している。しかしこのままだと問題が発生する。景気浮揚に向けた量的緩和でドル安に向かっているからだ。ドル安になれば中国の外貨準備高も目減りする。中国としてはこうした事態を傍観していられない。