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「チャン・ドンゴンのマスクにハリウッドも惚れる」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.12 13:31
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東洋の武士が西洋のカウボーイ村に住むことになり、失った人間らしさをだんだん取り戻す。このような話が「マトリックス」「ロード・オブ・ザ・リング」に参加したハリウッドの有名プロデューサー、バリー・オズボーン氏(66)の心を捕らえた。

 
米国と韓国で12月に公開されるアクションブロックバスター「ウォリアーズ・ウェイ」(The Warrior’s way)だ。

この映画が関心を引く理由は、ハリウッドとニュージーランド、韓国が組んだ本格的な初のグローバルプロジェクトだからだ。韓国資本が入ったのはもちろん、共同プロデューサー(イ・ジュイク・ポラムエンターテイメント代表)、監督(イ・スンム韓国芸術総合学校映像院教授)、主演俳優(チャン・ドンゴン)、撮影監督(キム・ウヒョン)ら核心スタッフに韓国人が入った。韓国映画の制作力が世界の舞台で検証される機会だ。

制作報告会のために来韓したオズボーン氏に10日、釜山海雲台(プサン・ヘウンデ)ノボテルで会った。脚本・演出を担当するイ・スンム監督(47)は、この映画がデビュー作となる。「1年に数百編のシナリオが私あてに来る」というベテラン制作者の目に、初心者監督の作品がどう映ったかが知りたかった。

「東洋人の英雄が西洋カウボーイ村の一員になり、忘れていた人間性を取り戻して共同体を守るという内容が独創的だった。東西洋の文化が等しく融合された魅力的なストーリーだった。監督が無名なら投資を受けやすくない。しかしこのストーリーなら投資を受ける自信があった。イ監督はニューヨーク大(NYU)で映画を専攻し、映画に対して百科事典水準の知識を持っている。私よりもずっとたくさん映画について知っている」

「ウォリアーズ・ウェイ」はチャン・ドンゴンのハリウッド進出作でもある。「合作の提案を受けたとき、すでにチャン・ドンゴンが決まっていたが、制作者として再検討した。結論は同じだった。チャン・ドンゴンは本当にハンサムな俳優(彼は“ハンサムだ”を何度も繰り返した)。西欧女性にも魅力的なマスクだ。今朝もあるニュージーランドの女性から「昨日、チャン・ドンゴンを初めて見たが、あんなにハンサムな俳優は初めて見た」という話を聞いた」(笑)。ハリウッド映画ではアジア系男優が白人女優と恋に落ちる設定はあまりなかった。

チャン・ドンゴンがそんな新境地に挑戦する。村娘リン役のケイト・ボスワースとのロマンスが映画の最大の軸だ。「チャン・ドンゴンのマスクはこの映画のセリングポイント(selling point)だ。ハンサムなだけではない。彼は落ち着きがあり、安定感がある。真の戦士の風貌か。マスクと性格が調和を成しているのが最大の魅力だ」「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」「シャイン」のジェフリー・ラッシュ、「ロビンフッド」「タイタンの戦い」のデニー・ヒューストンら安定した俳優たちも出演する。

最後に、韓国映画が「ウォリアーズ・ウェイ」のように多国籍投資を受け、世界の舞台に立つためには何が必要か。「東洋と西洋の要素が適切に結合された良いストーリーだ。東洋に対する関心はますます高まっている。中国とインドの経済的成長のためだ。『近いうちにスパイダーマンのマスクをはずせば東洋人、という映画が出るだろう』という話をするほどだから。西欧の観客も共感できるよう、それをどれだけ普遍的に加工するかがカギだ」



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