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「2万人の脱北者の父親喪」弔問続く

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.12 09:57
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黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元朝鮮労働党書記の焼香所が設置されたソウル風納(プンナプ)洞の峨山(アサン)病院3階30号室には脱北者の長い弔問の列が続いた。

故人の死亡日である10日夜、焼香所が設置されるやいなや真っ先に駆けてつけたのも脱北者だった。彼らは「2万人の脱北者が父を失った」と号泣した。

 
チャン・セユル北朝鮮人民解放戦線(北民戦)参謀長(41)は「黄長ヨプ先生は脱北者らの精神的支えだった。我々はその求心点を失った」とし、悲しみに沈んだ声で話した。同氏は黄前秘書として近くで仕えた。北朝鮮民主戦線創立日に合わせ、故人は祝賀の親筆書簡を送ったこともあった。

チャン参謀長は「黄先生がいて脱北者らが韓国社会で堂々と生きていられたと思う」とし「黄先生が亡くなると脱北者らが薄遇されるのではないかと危機感を覚える」と伝えた。黄元秘書は、ほかの脱北者らが家族に背いた罪責感に耐えられるようにしてくれた象徴的人物だ。

黄元秘書が平壌商業学校教師だった当時、故人に教えを受けたソン・ハンホさん(78)は「統一する姿を私たちとともに見たかっただろうと皆、残念がっている」と悲しみを伝えた。





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