【社説】世界的スポーツ行事「F1」の成功に力を合わせよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.05 08:18
フォーミュラ・ワン・ワールド・チャンピオンシップ(F1)はワールドカップ(W杯)・オリンピック(五輪)とともに世界3大スポーツ行事だ。年間19大会を400万人が観覧し、世界6億人が視聴する。大会運営資金だけで4兆ウォン(約3000億円)にのぼるビッグイベントだ。こうした大会が今月22-24日、全羅南道霊岩(チョンラナムド・ヨンアム)で開催される。日曜日にはソウル世宗路(セジョンロ)でマシンが都心を疾走する広報行事も開かれた。これで韓国は3大スポーツ行事をすべて開催する8番目の国となる。アジアでは日本に次いで2番目だ。ちょうどG20首脳会議を控えて開催されるだけに、行事を成功させて国家ブランドを一段階アップグレードする契機にすることを願う。
しかし一方では心配もある。大会まで3週間も残っていないが、まだレース場の工事が完全に終わっていないという。予定では、遅くとも8月には国際自動車連盟(FIA)の検査を終え、小規模な大会を開いた後、細部点検を行わなければならなかった。しかし天候と財政問題のために遅れ、今月11日に最終検査が行われる。主催側の全羅南道は自信を表している。当然そうであるべきだが、実際の運営にも問題がないよう一つひとつ確実に準備しなければならない。