北朝鮮が労働党代表者会開催２日後の３０日、金正日（キム･ジョンイル）国防委員長の三男キム・ジョンウン氏の写真を公開したことは後継構図を急いで示したいという意と見られる。「軍大将」称号付与（９月２７日）→党中央軍事委副委員長選出（２８日）→写真公開（２９日）と３日間、キム・ジョンウン後継者ＰＲを行った。

先月２８日夜にはキム・ジョンウン氏と党代表者会代表たちが金正日国防委員長と写真撮影をしたという事実をあらかじめ官営朝鮮中央通信で流して関心を増幅させた。

北朝鮮がわざわざキム・ジョンウン氏の公式登場の姿を延ばした情況も明らかになった。３０日に公開された党代表者会の動画に現れたキム・ジョンウン氏はキム・ウォンホン保衛司令官の隣に位置したが、官営朝鮮中央通信は先月２９日、キム・ウォンホンまでに入り、キム・ジョンウン氏は入っていない写真を送った。

キム・ジョンウン氏は拍手をする際、父親の金正日国防委員長とそっくりな姿を見せた。北朝鮮は金正日国防委員長が後継者と公式確定され、１９８０年１０月の６次党大会以後、彼の写真を対外に本格的に出し始めた。そんな点から今回の写真公開はキム・ジョンウン氏が後継者に確定されたという点を知らせる側面もある。

住民たちにも「青年大将」とだけ知らせてきたキム・ジョンウンの顔を知らせる必要がある。チェ・ジンウク統一研究院研究委員は「写真公開は住民たちを対象にキム・ジョンウン氏のイメージを構築し、想像させる意味がある」と述べた。

北朝鮮はすなわち、キム・ジョンウン氏肖像画の配布など後続措置を取るものと予想される。北朝鮮内部の様子を伝えてきた対北民間メディアは北朝鮮がキム・ジョンウン氏の肖像画１０００万余枚を製作した状態だと伝えている。一部は金正日国防委員長とキム・ジョンウン氏を一緒に印刷したものもあり、軍服を着た肖像画を準備中という話もある。

北朝鮮はこれを通じて金日成主席、金正日国防委員長キム・ジョンウン氏の３代世襲を既定事実化し、住民たちがこれを受け入れるように思想教養も強化するものと見られる。金正日の現地指導随行や会議出席などの写真、動画が追加で公開される可能性もある。




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