【時視各角】中国の反面教師になった韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.17 17:11
企業の過ちを正す方法も国によって異なる。 日本が「自己反省型」なら中国は「強制反省型」だ。 日本は「カイゼン(改善)」を主に使う。 自分の過ちと欠陥を繰り返し改めていく。 世界最高技術強国の日本を生んだ力だ。 今年初めのトヨタ自動車リコール事態で、豊田章男社長が強調したのもカイゼンだ。 豊田社長は「欠陥が生じれば、カイゼンを通してより良い製品を提供する伝統を続ける」と述べた。
半面、中国は反面教師を愛用する。 「他人の過ちを見て学ぼう」という意味だ。 文化大革命当時、毛沢東が初めて使ったという。 当時は反動分子を指した。 党が「彼らのようにすれば大変なことになる」と知らせる方式だ。 すると民衆は自ら注意した。 カイゼンに比べると消極的だが、保身には最高であるため、中国企業が好んで使う。 副作用もかなりある。 企業の規模が拡大してグローバル化すれば、うまく作動しない。 このため政府の意向に反する企業も出てくる。 そういう時ももちろん対策はある。 中国政府が自ら教訓を与えるのだ。 その方法は公安当局の一罰百戒。 最近没落した中国最大家電流通会社「国美」の黄光裕(41)会長もそのようなケースだ。