【社説】北朝鮮は脅迫の連続…後退すれば安保はない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.04 11:36
北朝鮮がまた対南軍事脅迫を始めた。もうクセになっているようだ。第2、第3の天安(チョンアン)艦事件を防ぐための韓国軍の西海(ソヘ、黄海)軍事訓練に「物理的対応打撃」を加えると脅迫したのだ。ますますひどくなり、見るに忍びない状況だ。実際に北朝鮮が火遊びをすれば、韓国軍は現場で直ちに強力対応をとらなければならない。二度と対南軍事脅迫を考えられないように導く必要がある。
西海地域の韓国軍の訓練は主に泰安(テアン)半島付近の海上で行われ、北方限界線(NLL)地域ではペクリョン島などに駐留する地上軍の砲射撃訓練が中心だ。完全にNLL南側の海上で行われる。これに対し北朝鮮は「直接的な軍事的侵攻行為」という言葉を使っている。こうした主張には決して屈服してはならない。天安艦事件の対応策として推進した対北朝鮮拡声器放送を北朝鮮の対南局地挑発の可能性を憂慮して中断したが、こういうことを繰り返せば、韓国の安保態勢は‘絵に描いた虎’に転落するだろう。