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ウォン高ドル安…1カ月ぶり1ドル=1180ウォン台

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.28 10:03
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 韓国ウォン・ドルの為替レートが6日連続のウォン高ドル安で1ドル=1180ウォン台をつけた。専門家らは国内外の経済環境を考えれば、韓国ウォンはさらに値上がりする可能性があるとみている。

27日のソウル外国為替市場で、韓国ウォンは対ドルで前日比9.6ウォン値上がりした1ドル=1181.5ウォンで取引を終えた。韓国ウォンが1ドル=1180ウォン台をつけたのはおよそ1カ月ぶり。19日は1ドル=1215.6ウォンだったが、6営業日で34.1ウォンもウォン高ドル安が進んだ。

 
ウォン高の最も大きな原因は国内株式市場の値上がりだ。ウリィ銀行外国為替市場運営チームのイ・チュンヒョン課長は「株式市場が好況で、国内株式を買うために域外市場で韓国ウォンを買う外国人が増えている」と説明した。

実際、外国人は今月に入りKOSPI市場で2兆2000億ウォン分の株式を買っている。27日にも3200億ウォン分を超える国内株式を買い越した。その間の南欧の悪材料が緩和したこもとウォン高の要因だ。ユーロゾーンの解体や国家不渡りなど最悪の危機を免れたことで、国際金融市場の不確実性が弱まり、外国人投資資金が国内に流入しているのだ。

多数の専門家は今後もウォン高が続くと予想している。まず中国人民元の切り上げがウォン高を招く可能性が高い。韓国銀行(韓銀)の分析によると、中国人民元と韓国ウォンの価値変動の相関関係は0.79と、かなり高い。

政策金利の引き上げもウォン高圧力として作用する。利上げは外国資本を国内に呼び込む要因になるため、ウォン高につながる。さらに今年は150億ドル以上の経常収支黒字が予想されている。国内にドルが大量に流入すればウォン高になるしかない。

しかしウォン高の速度は速くないと予想される。新韓(シンハン)銀行金融工学センターのホン・スンモ次長は「外国人は韓国ウォン自体に投資するよりも、不渡りの危険が低い韓国債券中心に多く投資する」とし「ウォン高になるとしても急激に進むことは考えにくい」と述べた。

ウォン高が徐々に進む場合、株式市場にはプラスの影響が予想される。株価上昇と為替差益を同時に狙う外国人には投資の魅力が増えるからだ。

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