【社説】国会議員の「セクハラ発言」を慨嘆する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.21 16:33
ハンナラ党康容碩(カン・ヨンソク)議員の「セクハラ発言」が物議をもたらしている。国会議長杯全国大学生討論大会の食事の席で女性と特定職業を卑下じる発言をして同席した女子大生たちが性的羞恥心と侮辱感を感じたというのだ。報道された内容を見れば果たして国会議員の口から出た言葉なのか信じられないほどだ。
康議員は討論大会について「審査委員たちは内容など聞かない。参加者の顔を見ている」とし「(パネリストは)醜い子2人、きれいな子1人の構成が最高だ」と言ったという。「女は実力より顔」という、はっきりと性差別的な発言だ。アナウンサーを志望する女子大生には「すべてをあげなければならないのにそれでもできるのか」と問ったという。同席した女子大生は「特定職業人が性接待をしていると聞こえた。羞恥心と侮辱感を感じた」と言った。発言が「きれいな女性だけ好きな、まったく同じ男」と大統領まで言及する部分はなおいただけない。昨年、青瓦台を訪問したことがある女子大生に「大統領がお前だけ見ていた。横に奥様さえいなければ携帯電話番号でも聞いただろうに」と言ったというのだ。果たして一国の国会議員なのか。その上に康議員は男尊女卑思想の残滓が残っている高齢世代でもなく、米国ハーバード大学から法学修士まで取得した40代の「若い血」だ。