‘チャイワンリスク’…韓国石油化学・繊維が台湾産と競合
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.01 14:50
中国と台湾が経済協力枠組み協定(ECFA)を締結したことで、韓国企業が危機を迎えている。 巨大な中国市場で台湾と競合する業種が少ないないからだ。 直ちに打撃を受ける分野もある。
◇緊張する化学・繊維=中国は昨年、847億ドル(約104兆ウォン)分の石油化学製品を輸入した。 このうち韓国産は19.3%で最も多い。 台湾は16.1%で、日本に次ぐ3位だった。 問題は、ECFA締結で台湾は精油・石油化学関連88品目の関税が段階的に廃止されるのに対し、韓国は中国に輸出する際ずっと関税を支払うという点だ。 韓国の主要対中輸出品のうち今回の協定に含まれたのはポリプロピレン(PP)とポリスチレン(PS)。 PPは自動車・電子部品と日用品、PSは家電製品ケースと乳製品容器などを製造する際によく使われる。 昨年、中国輸入市場でPPは韓国が1位、PSは台湾が1位だった。