【コラム】中国を離れられない理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.21 16:37
先週訪問した中国・天津濱海新区の新興精密天津法人。 テレビ・自動車に使用される各種金型部品生産会社だ。 同社のカン・ビョンウ法人長は最近、中国労働者のストライキに緊張している。 1500人にのぼる現場職員の動き一つひとつが気になるという。 勤務環境に不満はないか、超過勤務手当支給に支障はないかなど、丁寧にチェックしている。 カン法人長は「それでも1カ月の従業員離職率が10%を超える」と労務管理の難しさを訴える。
これは中国進出企業のほとんどの悩みでもある。 広東で始まったストは主要産業都市に拡散中だ。 さらに賃金(最低賃金基準)は毎年20%前後上がる。 中国脱出を検討する工場が増えているという声も聞こえる。