北朝鮮の新たなスパイ類型‘偽装脱北’
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.21 11:01
脱北者や朝鮮族に偽装して入国した後、特殊工作業務を遂行する北朝鮮スパイが一つの類型として定着している。1990年代半ば以降、経済難による脱北者の韓国入国が増えているが、北朝鮮がこれを逆利用する雰囲気だ。韓国の前方と海岸線では対北朝鮮警戒網が強化されているため、北朝鮮が直接侵入ではなく迂回ルートを開拓しているという分析だ。
最近の偽装スパイ例は、朝鮮族に偽装して入国した後、スパイ活動をし、08年に検挙されたウォン・ジョンファ事件だ。ウォン・ジョンファは南北首脳会談の翌年の01年、中国にいる北朝鮮国家安全保衛部の要員から韓国侵入指令を受けた。