韓国から届いた電子メールがグーグル自動翻訳の転換点に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.11 15:28
グーグル創業者のセルゲイ・ブリン氏は2004年、韓国のグーグルファンから電子メール1通を受けた。 「グーグルは素晴らしい検索エンジン」というハングルのメッセージだった。 ブリン氏はこれをグーグルの自動翻訳機に入力した。 しかし出てきた翻訳結果にため息が出た。 「生魚靴欲しい。 グーグルねぎ!」(The sliced raw fish shoes it wishes. Google green onion thing!)というでたらめな文だった。 ブリン氏はすぐに会議を開いた。 ニューヨークタイムズ(NYT)は9日(現地時間)、世界市場を席巻したグーグル翻訳システムが誕生した契機はまさにこの瞬間だった、と報じた。
コンピューター自動翻訳はこの数十年間、多くの業者が挑戦したが、満足できるほどの成果を出せなかった。 初期翻訳プログラムは、翻訳したい二つの言語の文法をコンピューターに入力し、各単語を解釈する機械翻訳だった。 これは文脈を正しく反映できなかった。 しかし1990年代半ば以降、自動翻訳方式は統計的な類推に変化する。 原文をプログラムが保有する言語例文と対照し、コンピューターが文章の意味を確率的に推測するようになったのだ。