金剛山観光道を通じて北朝鮮軍兵士が帰順
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.03 10:58
金剛山(クムガンサン)観光のために開設された南北間東海線陸路を通じて2日、北朝鮮人民軍兵士1人が帰順してきた。対北情報消息筋は「北朝鮮の一般兵士だと把握された軍人が2日午後、徒歩で軍事分界線を越え、韓国の警戒所に帰順の意思を明らかにした」とし「国情院など関係機関合同尋問班が帰順の動機や経路などを調査中」と述べた。この地域は鉄柵でふさがれたほかの軍事分界線と違い、南側関係者と車が行き交うように通行路が作られている所だ。消息筋は「北朝鮮軍の厳しい警備がなされているここを通じて帰順した点が注目される」と述べた。
南北間には開城工業団地に行く京義線と金剛山の道である東海線道路・鉄道が開設されており、東海線陸路を通じて北朝鮮住民が帰順したのは今回が初めてだ。当局者は「北朝鮮が先月26日、韓国民4人を不法北朝鮮入国の疑いで取り締まり・調査中だと明らかにした状況なので、政府は帰順問題に慎重に対応している」と説明した。