【取材日記】外国投資企業を選別して受け入れる中国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.02.24 15:06
中国政府は早ければ3月中に自国企業3社と外資企業2社の5社に限り工場の新設を認可するという。 投資を希望する国内外9社のうち、国内技術基盤の拡充のためにBOE(北京)・TCL(広東省深セン)・IVO(江蘇省昆山)の国内3社は無難に認可される見込みだ。
残り2枚のチケットをめぐり韓国の三星(サムスン)電子(江蘇省蘇州)・LGディスプレー(広東省広州)、日本のシャープ(江蘇省南京)、台湾のフォックスコーン(四川省成都)・AUO(広東省深セン)・CMO(広東省佛山)の水面下競争が激しい。 ある外交消息筋は「中国政府が‘一つの中国’を強調しながら台湾企業1社に恩恵を与える可能性がある」とし「最後の1枚をめぐり韓国と日本の企業が争う状況も考えられる」と憂慮を表した。 ある業界関係者は「LCD投資の承認には国籍や投資地域など変数が非常に多く、最後まで結果を予測するのは難しい」と伝えた。