【中央時評】ウォン高でも湧き上がる力が必要(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.29 16:44
経済学者が為替レートを正確に予測するのは、体育学者が李承燁(イ・スンヨプ)選手のシーズン打率を予測するのと同じくらい難しい。 ずっと昔から数多くの経済学者がさまざまな経済理論と統計技法で為替レートの方向と振幅を予測しようとしたが、いつも失敗した。 このため経済学者は為替レート予想を楽しまないが、他の機関の予測値を注意深くみる習慣がある。
国内外の専門予測機関の為替レート予測値を総合すると、今年はウォン高ドル安になるという見方が優勢だ。 ただ、その幅についてはさまざまな意見がある。 国内予測機関は緩やかにウォン高ドル安が進み、年平均1ドル=1100ウォン程度を予想する場合が多く、今年末にも1000ウォンは割らないと予想している。 政府が1ドル=1000ウォン割れを容認しないという期待からだ。 これに対し一部の外国機関は年平均為替レートを1ドル=1000ウォン未満と予測したり、10-12月期の平均為替レートを975ウォンと予想している。 仮に10-12月期の平均為替レートが1ドル=975ウォンなら、今年末には1ドル=900ウォン台前半までウォン高ドル安が進む可能性もある。