「ソウル、M5.5の地震でも不安」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.20 08:59
ソウル市内の建物10軒のうち9軒が地震に無防備な状態だ。ソウル市が昨年、国会に提出した国政監査資料によると、市内の建物62万8325軒のうち、耐震設計が確認された所は6万1919軒(9.8%)で、残りは耐震設計されていないことが19日、確認された。
ソウル大峙洞(テチドン)のポスコセンターはかなりの地震にも強いが、ソウル西小門洞(ソソムン)の市役所別館は安全だと言いきれない状態だ。1995年に完工したポスコセンターは規模6.0の地震にも堪えるよう耐震設計が適用された。しかし市役所別館は73年4階から15階に増築したが、その際、耐震設計には気を使わなかった。イ・ゴンギ・ソウル市新住宅政策企画団長は「耐震設計規定が88年になって建築法に加わったから」と説明した。現行の建築法は3階以上や総面積が1000平方メートル以上の建物を新築する際、必ず耐震設計をするよう規定している。3階未満や総面積1000平方メートル以下の建物は建物主が耐震設計をするか決める。