寒さを研究するキム・ソンジュン博士、韓半島の寒波を予言(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.19 08:22
キム博士が極地の気候を研究し始めたのは1992年。忠南(チュンナム)大海洋学科を卒業し、米テキサスA&M大学の修士課程に入ってからだ。キム博士は南極地域の海水の流れを研究し、98年にテキサスA&M大学で博士学位を取得した。
当時としては最新理論の「海水コンベアベルト」理論を研究した。極地方で始まった巨大な海洋深層水の帯が「コンベアベルト」のように全地球の海底を循環し、熱とエネルギーを運ぶという理論だ。地球温暖化で氷河が解け、この流れを弱めれば、赤道から極地に伝えられる熱エネルギーが途切れて、中緯度地域に突然寒さをもたらすというものだ。この仮説はパニック映画「デイ・アフター・トゥモロー」のモチーフになった。