昨年の国税収入が当初の政府目標より５０００億ウォン（約４１０億円）多かったことがわかった。韓国経済が予想より早く危機から脱したおかげだ。企画財政部が１１日に明らかにしたところによると、２００９年の国税収入は昨年の予算案作成時に予想した１６４兆ウォンより５０００億ウォン増え１６４兆５０００億ウォンとなったことが暫定集計で明らかになった。政府は昨年の国税収入見通しをまとめる際に、経済危機による税収減少を反映して２００８年の国税収入１６７兆ウォンより少ない１６４兆ウォンとした。しかし昨年半ばから経済が回復局面を示し、税収が見通しより５０００億ウォン増えた。税収増加には内国税が大きな役割を果たした。昨年の内国税は見通しより３兆ウォンほど多い１３３兆～１３４兆ウォンになると推定される。このうち法人税が見通しより３兆ウォン、所得税が１兆ウォン多く、税収増をけん引した。経済危機の中でも企業が予想よりも粘りを見せたのだ。政府は経済回復の傾向を考え、今年は過去最大規模となる１７０兆５０００億ウォンの税収を得る計画だ。昨年１０月に政府が国会に予算案を提出した際に今年の税収目標１６８兆６０００億ウォンより税収見通しを１兆９０００億ウォン程度引き上げた。最近の税法改正と政府の今年の経済成長見通し調整などを反映したものだ。
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