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iPhoneのせいで…ぎこちない三星電子とKT(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.05 08:21
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国内IT業界の代表の三星(サムスン)電子とKTが最近ぎこちない関係だ。最近人気が上昇しているアップルの多機能携帯電話「iPhone」のためだ。KTが昨年末に投入したことで両社のパートナーシップにひびが入り始めたのだ。そして両社が協力して開発した「SHOWオムニア」のサービス開始を契機に両社の不和はさらに深まっている。

両社は昨年、次世代スマートフォンのSHOWオムニアの開発に向け1年近く協力体制を維持してきた。三星電子はSHOWオムニアの開に全力投球したが、KTが競合製品のiPhoneのマーケティングに力を入れ、裏切られたという見方だ。KTは誤解だとする。端末機多様化戦略のひとつとしてiPhoneを投入しただけであり、主力はSHOWオムニアだとしている。不和は支援金実力行使で表面化した。三星電子がSHOWオムニアにだけ端末機支援金を出さずにいるのだ。これにより両社が苦労して開発したスマートフォンは当初予想よりも高い値札を付けることになり、消費者に避けられる境遇に置かれた。“きのうの友”が“きょうの敵”に変わった内幕を追跡してみた。

 
◆気持ちの良い協力関係=両社が次世代スマートフォンの命運をかけて開発したSHOWオムニアが先週一般向けの販売を開始した。両社の開発チームが付加サービスのようなソフトウェアから端末機機能などハードウェアにいたるまで1年がかりで頭を突き合わせて準備した野心作だ。特に第3世代移動通信のWCDMAに第4世代携帯インターネットのWiBro、近距離無線通信のWiFiの「3W」に対応した世界初のトリプルスマートフォンだ。音声通話はWCDMAを、データ通信はWiBroとWiFiを使う。従来のスマートフォンとはことなり、移動中も無線インターネットが可能だ。

それだけKTと三星はSHOWオムニアに持てる力をつぎ込んだ。昨年上半期に両社が手を組んで開発に着手した際、「互いに既得権を捨て世界最高のスマートフォンを作ろう」と決意したほどだ。KTのネットワーク技術と三星電子の端末機・装備技術にそれぞれが埋没せずに、顧客の意中を見抜いてスマートフォンを作ろうという趣旨だ。KTのキム・ソンチョル常務は「三星電子の研究スタッフ十数人がKTの個人顧客部門のオフィスに派遣された。両社の研究陣数百人が張り付いた」と話す。


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