金日成大生を夢見た少年、ソウル大生に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.15 10:36
しかし彼は両親を見て心を引き締めた。両親はソウルに定着してから3年で10年老けたようだった。「いつまでもこのままではいけないと思いました。正義というのは結局、社会が決めることだけなら、まず現実に忠実にならなければならないということを悟ったんです」こんなことを悟るまで3年かかった。
勉強を始めたキムさんは勉強する方法を学ぶために京畿竜仁(キョンギ・ヨンイン)市の寄宿学院に入った。夜の12時が消灯時間だったが、スタンドの明かりをつけて深夜の2時まで勉強した。特に決まった時間内に問題を解く練習と客観式問題を解くことに念を入れた。「北朝鮮ではすべての問題が主観式でした。大部分、私の水準より易しく出たので時間も十分でした」その結果、9月に行われた模擬試験で上位2%の中に入った。