【社説】金正日政権の命運を分ける北の貨幣改革
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.10 17:27
脱北者イ・ファソンさん(36、仮名)は咸鏡北道清津(ハムギョンブクド・チョンジン)浦項(ポハン)市場の出身だ。 苦難の行軍で生き残った後、99年から商売を始めた。 商売はゆで卵-うどん-トウモロコシ-コメと続いた。 コメの商売では、他の人が月給300-400ウォンを受ける時、一日に100ウォンを稼いだ。 02年7月1日の経済措置では、当局が販売台を設置するということで2万ウォンも寄付をした。 04年末には一日に70万ウォンも稼いだ。 こうして約1万ドルが貯まり、これを運用したりもした。 1万ドルは闇市の為替レートで約3000万ウォン。 北朝鮮で大金持ちになった。 このように富を築いた人はイ・ファソンさんだけではない。
中央SUNDAYと東国(トングク)大学北朝鮮学科日常生活研究センターの調査(8月2日付)によると、北朝鮮には8大卸売市場を中心に300-350カ所の市場がある。 148の郡に各1-2カ所、27の市に各2-5カ所ずつある。 卸・小売りも分化された。 例えば小売りの浦項市場には商人1500人がいるが、同じ清津の卸売りのスンアン市場は4倍ほど大きい。