「環境オリンピック」の済州道への招致に成功
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.27 09:31
第5回世界自然保護会議(WCC)が2012年に済州道(チェジュド)で開かれる。環境オリンピックと呼ばれるWCCは4年ごとに開かれ、環境分野では最大規模の国際会議だ。環境部は26日にスイスで開かれた国際自然保護連合(IUCN)理事会でこのように決定されたと明らかにした。WCC招致意向書を提出したのは済州道とメキシコ・カンクンの2カ所だけだった。政府と済州道は9月初めにWCC招致委員会を結成し招致活動を展開していた。IUCNは9月14~18日に済州道を訪れ現地調査を進めた。招致委員会は当時済州道の優秀な自然環境と会議施設、犯罪とテロのない平和の島という点を集中的にアピールした。また180カ国の国民にノービザ入国を認めていることも長所として売り込んだ。
WCCはIUCN加盟160カ国から政府機関やNGO(非政府組織)、学者ら1万人が参加する環境分野の国際会議としては最大規模を誇る。昨年10月に慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)で開かれたラムサール総会の4倍を超える規模だ。
WCCでは自然生態系と生物種の多様性保存、外来侵入種、国立公園、気候変動問題など自然環境分野のほぼすべてのテーマを扱う、昨年スペインのバルセロナで開催された第4回総会は120カ国から8000人が参加した。当時会議では絶滅危機にさらされている動植物のリスト「レッドリスト」が公開された。生息地破壊と狩りの問題のため地球上の哺乳動物4651種類のうち4分の1に相当する1139種が絶滅の危険にさらされているという内容だ。出席者らはバイオ燃料を生産するため木材を伐採する行為を各国政府が規制するよう要求した。