先進国はすでに「アフリカ資源確保戦」…韓国はようやく第一歩(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.26 08:42
アフリカに消極的だった米国は最近、積極的な介入に踏み切った。「アフリカ独占を狙った性格が濃厚」と、当局者は中国の外交を分析している。オバマ大統領は7月、ガーナを訪問した際、▽民主主義の定着▽経済発展機会の提供▽保健医療環境の改善▽紛争解決の推進--という対アフリカ政策4大原則を提示した。続いてクリントン国務長官が8月初め、2週間にわたり7カ国を回った。
特に米国はソマリア・ケニア・ジブチなど「アフリカの角」(Horn of Africa)と呼ばれる北東アフリカ地域に戦略的関心を持っている。この地域が世界石油生産量の4分の1が通過する輸送路という点、イスラム急進主義者などテロリズムの拠点になっているという点からだ。米国が昨年、アフリカ司令部(AFRICOM)を創設したのも、こうした政策の延長線上にある。司令部はドイツにあるが、多くの兵力はジブチに駐留している。