【社説】大宇建設の海外売却、シナジー効果を突き詰めねば
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.24 10:00
大宇(デウ)建設が結局海外資本に売却されるもようだ。錦湖(クムホ)アシアナグルー禹は大宇建設売却の優先交渉対象者に中東系のジャベズパートナーズコンソーシアムと米国系のTRアメリカコンソーシアムを選定した。本契約は来月中旬ごろに交わされる見通しだ。これについて大宇建設労組は、「海外の投資資本に売却してはならない」と反発している。国民感情上、海外売却に対する漠然とした不信感があることは否認しがたい。双竜(サンヨン)自動車や第一銀行のケースのように、海外資本が利益狙いで買収するだけして“食い逃げ”するつらい経験もあった。
しかし錦湖アシアナと産業銀行は大宇建設のプットバックオプションが行使される12月15日以前にできるだけ高い価格で大宇建設を売却しなければならない立場だ。錦湖アシアナがプットバックオプションを無事に乗り切ろうとするならば、これらコンソーシアムが提示した3兆3000億ウォン程度の売却代金を確保するとしても追加で1兆ウォン程度をさらに調達しなければならない状況だ。国内の企業が1社も入札に参加しなかった点も大宇建設の海外売却を避けられなくした。いまは入札資格を追及するのも贅沢な急を要する局面だ。まずは優先交渉対象者間の競争を通じ最大限売却価格を引き上げ、売却作業を終えることが何より重要だ。