【ニュース分析】北朝鮮、対話か対決か…「トウモロコシ1万トン」どう処理するか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.23 09:41
南北間で「トウモロコシ1万トン」の支援をめぐる神経戦が激しくなっている。北朝鮮の要請に基づき韓国政府が支援方針を伝えたのは先月26日。当初は数日中に北朝鮮が受け入れるものと予想されたが回答はなかった。代わりに北朝鮮は10日にトウモロコシ1万トンについて「心の狭い仕打ちだ」と非難した。21日には労働新聞が統一部の玄仁沢(ヒョン・インテク)長官を名指して「南朝鮮(韓国)統一部の反共和国(北朝鮮)対決策動だ」と非難を強めている。
北朝鮮への支援に向け準備を急いでいた政府は当惑している。中国産トウモロコシの調達手続きと40億ウォンに達する南北協力基金支出議決も事実上中断した。統一部当局者は22日、「韓国の支援提案に北朝鮮が半月以上煮え切らない態度を見せる中、10日は西海で銃撃戦まで起きており、事態は混迷している」と話す。